8020!? 死ぬまでおいしくゴハンを食べよう!

ご存知かどうか、8020とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動。

https://www.8020zaidan.or.jp/index.html

祖父が82、3歳で亡くなったとき、火葬した彼の骨とか歯が立派に残っていて、壺に入れるのに苦労しました。焼き場の人が、こんなに骨がしっかりして歯がいっぱい残っているのは素晴らしい、のようなコトを言っていたのが記憶に残っています。

女性は骨粗しょう症になりやすいと聞いていますが、歯については、祖父の例もあり、年をとったからって抜けるなんて私は考えもしなかったです。

ところが8020運動が盛んになって、ああ、歯は抜けるんだ・・・と。

介護現場で口腔ケアするたびに、入れ歯に苦労している人たちを見たり、歯磨きなんてしなくても虫歯ひとつなかったのに、という人生のセンパイ方を見ていると、やはり手入れは大事なんだろうなと思うようになってきました。

毎日朝昼晩、歯磨きはするけれども、穴のあいた奥歯をこれ以上治そうとは思わないし、CMで盛んに流れているように歯垢をとろうとも思わない。ましてや歯医者に行くなんてーーぶるぶる。

最近、冷たいものが沁みるようになってきたのが気がかりで、そろそろ歯医者に行った方がいいかな、と思い始めたところで本日、とあるセミナーを聴講する機会がありました。

題して「口腔ケアの重要性、いつまでも美味しくたべるために」←ちょっと違ったかも

高齢者介護現場でケアマネージャーとして働く元歯科衛生士サンが、介護職向けに口腔ケアがなぜ必要なのか、具体的にどうすればいいのか、など講義してくれました。

https://chiiki-kaigo.casio.jp/info_articles/361

介護職が利用者さんに行なう口腔ケアの重要性を広めるセミナーでしたが、よくよく聞いていると、それをやれば私たちが年をとっても立派な歯を残すことができるってことじゃない!

歯は毎日磨いているので、もうちょっとの手間で歯医者いらずになるならラッキー!(かかりつけの歯医者を持ちなさい、というのも今日の講義の内容にあったけど) 少なくとも入れ歯のお世話にならなくてもすむ!

短い時間の講義を要約すると、

①唾液は大事、口が乾かないように

②歯は寝る前にしっかり磨いて歯垢を落とす

③朝は起きたら顔を洗う前に歯を磨く

④歯垢をとって歯周病を予防する

の4点。本当はもっとあるのでしょうが、とりあえず。

①唾液は大事

唾液は殺菌・抗菌作用があります。

私も、すり傷ていどなら舐めてすませます。

唾液って1日1.5リットルも出るのだそうです! 食べ物を砕くのは歯、砕いてバラバラなものをそのままうまく飲み込めないので、唾液でまとめて とろりん とノドに流れていくようにします。

嚥下がうまくできない人にトロミをつけるのと同じ状態なんですよー、とのこと。

それから、ちょっとバッチイ話ですが、試験管に唾液をためて発がん物質を入れると、30秒くらいで壊れていくそうです。

つまり、発がん物質が添加されている食品を30秒噛めば、体内に入れてもまあ、大丈夫ということ(かなり乱暴な言い方だけどー)。ただし、唾液が充分に出ている状態なら。

そんな素晴らしい唾液は、口の中が乾いてくると出づらくなってきます。また、アレルギーやパーキンソン薬なども、口の中が乾きます。なので意識してよく噛むとか口の体操をする、ガムをかむ、などすると良いとのこと。

余談ですが、唾液が食物をまとめて食道に送ってくれますが、のどには蓋があって、ごっくんすると気管支を急いでふさいでくれます。そのおかげで気管支に入らずにすむわけですが、この蓋の動きが鈍いと、うっかり気管支に入ってしまうことがあります。こうなると最悪、肺炎になってしまうわけです。

どうしてのどの蓋の動きが鈍くなるのかというと、動かさないから(^^;)

のどぼとけに手を当ててごっくんすると、のどぼとけがスッと上がるのがわかります。これがうまく動かない人は、蓋の動きが鈍いことになります。

鈍いままだと誤嚥の恐れがあるので、(のどの)運動をしましょう!

・いっぱいしゃべる

・歌をうたう

・高い声と低い声を交互に出す→高い声を出したらのどぼとけを、しばらくその位置でとめておく

などなど。

②寝る前に歯をしっかり磨く

食べかすはうがいで落ちるそうです。

歯の根元に残った歯垢は、磨かないととれません。

そして歯垢を放っておくと菌が繁殖して歯周病の原因となり、歯を支えている歯茎を浸蝕したり虫歯になったり。普段は殺菌作用のある唾液が菌を抑えてくれますが、前記のように唾液が少なかったり口が乾いた状態だったら?

菌は寝ている間に繁殖するので、菌が増える原因を寝る前にとりのぞくのは理にかなっていますね。

歯垢をとりのぞく歯磨きのしかたは、歯と歯茎の境目を、細かくブラシを横に動かしながらかきだします。歯にあたるブラシの力は150g。キッチンスケールなど力(重さ)を確認してみてください。

そして左下奥歯の前面から正面、右奥、そのまま裏を回り、左下奥歯裏までいったら上も同様に。この順番は一例です。磨かなかったところが出ないようにすれば、どこから磨いてもいいと思います。

あと歯間も磨きます。歯垢をかきだせれば、好みのブラシやフロスでOK。

実はこれだけ念入りにやっても歯垢は残ります。あとはプロに任せましょう。

③朝起きたら歯を磨く

夜に念入りに磨いても残っている歯垢を落とす意味もありますが、食事前に口腔内をさっぱりさせるのと、磨くことで刺激を与えて食物を飲み込みやすくする効果もあります。

食事のあとに歯磨きをする、としつけられてきた私たちに、起き抜けの、しかも食事前の歯磨きは意味がないと思っていましたが、実はそうではないんですね。

起きて顔を洗うときに、歯も一緒に洗いましょう。

④歯垢をとって歯周病を予防する

前記の通り、歯周病は歯茎を浸蝕して歯茎を腫らしたり、それが元で虫歯になったり。

歯が悪くなるとゴハンが食べられなくなるし、ゴハンが食べられなくなると病気になるしーーとキリがありません。

歯周病の元になっている、歯垢で繁殖した菌をやっつける唾液が少ない、つまり口が乾いていると残念ながら口臭があります。歯周病でも口臭があります、そしてかなりキツい臭い・・・

口臭は胃からあがってくる場合もあるようですが、まずは歯や唾液の状態を疑いましょう。

口の中を清潔にするのが、元気でいる秘訣!?

歯がボロボロになるとゴハンが食べにくくなったり、歯周病は虫歯の原因だから丁寧に歯磨きをするーーくらいの知識は持っていたけれど、正直、口の中のケアって、顔や腰のケアほど大事だとは思っていませんでした。

毎日食後に歯を磨いて食べ物の汚れを落とし、虫歯になったら歯医者に行って、口が乾いたら水分とって。それで充分だと思っていたら、健康なまま年はとれないんだな、と。

柔らかい食物を摂るのが普通になった今は、あまり噛むことがなく、脳を活性化させる筋肉を動かさなくなっていることや、歯垢をとることが本当に大事だってことが、今さらながらわかりました。

だからって歯医者に行かなくちゃ、とは思わないけど(とにかく嫌いなんです、痛いから)。本当はかかりつけ歯科医を持つべきだと言われたけど、まずは朝晩の歯垢とり歯磨きと、よく噛んでこめかみやあごの筋肉を動かして脳に刺激を与えること、そしてのどの蓋が素早く動き続けるようにしゃべるか歌うか訓練するかしようと思います。

これを読んで、すぐにやってみようと思った方は、ぜひ一緒に実行しましょう。

また半信半疑の方は、定期的にレポートしますので、5年後、10年後・・・の私の口が良い状態だったら、ぜひ実行してくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする