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小さい文字が見えないっ! 目がかすむ!
1年半前まで、小さい粒の薬に書かれた文字が読めました。
もう見えません(T-T)
パソコンやスマホも長時間みていると、疲れて目がかすんできます。実は画面が真っ白になって、もやっとしてなーんにも見えなくなっちゃうんですよ。
これって疲れ目を通り越して、病気なんじゃないかって思いました。
さて、こういう症状を何というか、もう皆さまはご存知ですね?
そう、 老眼 です(泣)
老眼というのは、年をとって近くの文字がぼやけて見えなかったり、どんなに視線(ピント)をずらしても小さい文字が見えなかったりします。具体的には以下の通り。
- 針の穴がぼやけるので糸が通せません。
- スマホや保険の契約書の欄外に書かれた、特別に重要そうな文言が見えません。
- 新聞や本は、腕を伸ばして持つといい具合に読めます。
- ライトが当たらない場所で楽譜が見えません。
- ピントが合うまでに時間がかかるようになりました。
- PCで作業をしていると、もやがかかったように白くなります。
こんなふうに、私と同じ症状で悩んでいる方も多いのではないかと推察します。
50代後半以上の知人が100均の老眼鏡を持ち歩いていたり、薬の小さい粒上に書かれた記号が見えないと言うので代読したりしたときに、大変ですねー、と笑いながら言ったものです。まさに他人事。
最近はなぜか40代の知人たちにも老眼の症状が出ていて、老眼鏡をかけて「良く見える~」と言っています。老化が若年化しているのでしょうか(笑)
いずれにしろ、今まで不自由を感じていなかったことが不自由になると、活動が制限されて不活発になったり、強いストレスを感じて目以外の器官にも影響が出たりしますね。元気なまま年をとるならば、何とかしなくてはいけません。
どうしたら今までのように何でも見えるようになるのでしょうか?
老眼は治らない(泣)、でも矯正できます
老眼は加齢による生理現象なので、残念ながら治らないそうです。でも、眼鏡で矯正すれば見えるようになるし、年をとる前から予防したり、今よりひどくならないように進行を遅らせることができます。
損傷したものは元に戻らない、ということは理解できますが、壊れたものは直らなくても、緩んだものはまた引き締まるんじゃないか、と期待しながら、どうしたら老眼の症状が良くなるかをまとめてみました。
老眼になるしくみ
老眼のしくみについては専門的な記述がたくさんあるので、ここでは簡単に説明します。
黒目には水晶体といって、カメラのレンズのように光の屈曲を調節し、網膜に画像をゆがまないように映す役割をもつものが存在します。水晶体は直径9ミリ、厚さ4ミリくらいの凸型で、主に水とタンパク質からできているそうです。
凸レンズは厚みが大きくなると屈曲率も大きくなり、近いところで焦点を結びます。逆に薄いレンズは焦点が遠くなります。水晶体は厚くなったり薄くなったりして遠近を調整します、賢いですねー。ただし水晶体自体が動くのではなくて、周囲の筋肉が伸びたり縮んだりして厚みを変えてくれるのです。つまり遠くを見るときは筋肉がゆるんで水晶体が薄くなり、近くを見るときは縮んで厚くなる、というわけ。人間の機能ってすごい!
でも年齢とともに水晶体自体が硬くなって厚さを変えにくくなり、また水晶体周囲の筋肉も衰えて縮む力が低下します。ゆるみっぱなしになるんですね。だから近くのものにピントを合わせづらくなってしまうのです。
近視は水晶体が厚くなったままの状態らしいですが、近視と老眼はまったく逆の状態かというと単純にそうとは言えないらしいので、ここでは割愛。
遠近水晶体が硬くならず、筋肉が縮む力を取り戻すには
老眼は水晶体が硬くなり、水晶体周囲の筋肉が硬くなることで起こると前述しました。
ということは、水晶体と筋肉の柔軟性を取り戻せば遠近ともに見えるようになる、ってことですね。
筋肉なら体操すればある程度柔軟になるような気がします。次に、水晶体周囲の筋肉を柔軟にする眼の専門家オススメの方法や、老眼の不自由さを解決する方法をいくつかご紹介しますね。
老眼鏡
老眼矯正のベーシック中のベーシック。「ザ・基本オブ基本」って言ってもいいかな?(笑)
自分に合ったものを眼鏡やさんであつらえてもいいし、百均でも購入できる、超便利なアイテムです。百均には度数+1.0~+2.5が売っていて、このごろ近くのものが見づらいわ、というときは+1.0の老眼鏡を使用すると、視界が晴れて世界が広がったような感覚に陥るそうです(使用者の体験談・笑)。手をのばして新聞を読むような人は+1.5か+2.0くらい。
もっとたくさんの度数がありますが、百均にある老眼鏡がどれも合わなかったら、眼鏡やさんで作ってもらう方がいいですね。J!NSやzoffではオシャレで安価な老眼鏡ができます。
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価格:3,024円 |
老眼になると近視が治ると言われることがありますが、それは違います。なので近眼用メガネと老眼用メガネを併用することになりますが、最近は遠近両用タイプの眼鏡を使用している人がたくさんいます。これは視線を上にすれば遠くが見えて、下にすれば近くが見えるように調整されている眼鏡です。用途はさまざまだと思いますが、知人は(アマチュア)オーケストラで演奏するときに使っています。指揮者を見るときは遠、楽譜を見るときは近。近眼でもあるので、普段は近眼用の眼鏡を使用。遠近両用はピントを合わせる時間が裸眼よりかかるそうで、慣れるのが一苦労と言っていました。
コンタクトレンズも遠近両用があります。
某コンタクトレンズのショップによれば、原理は老眼鏡と同じですが、目にくっついているのでメガネよりはピント合わせに時間はかからない、とか。視線を上げると遠くが見えて、視線を下げると近くが見える。慣れれば問題ないですよ、との話でした。
ルーペ
これは老眼鏡と違って、対象物を拡大するものです。名探偵が持っている大きなルーペは百均でも手に入ります。たまに胸のポケットからスッと板状のルーペをさりげなく取り出す人もいて、おしゃれだなー、と思います。
おしゃれといえば、最近はやりのハズキルーペもステキです♪
なんたって近視用メガネやコンタクトの上からもかけられるんですよ。それにオシャレなデザイン! 渡辺謙さんや菊川怜さんがつけているから、余計ステキにみえるのかもしれません(^^;)
新聞を読むのにルーペを使うことが多いデイサービスの利用者さんたちは、編み物をするときに手を空けたい、と言っていたので、両手が空くハズキルーペは便利ですね。
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ハズキルーペ ラージ 1.32倍 1.60倍 1.85倍 カラーレンズ ブルーライト対応 Hazuki3 ペアルーペ 拡大レンズ UVカット 読書 ネイル 手芸 スマホ 拡大鏡 価格:7,800円 |
レーシック
デメリットばかりが良く知られている気がするレーシック。角膜を削って屈曲の異常を矯正する手術です。術後に目が混濁したとか、やたらと目が乾くとか言われますが、削った角膜を戻すことはできないし、リスクがあることをきちんと知らされずに手術を受ける人も多かったみたいですね。正当な治療費以下の安価な手術はオススメできないと眼科医や口コミなどの書き込みが見られます。
でも悪いことばかりじゃないんですよ。本当にメガネがいらなくなって快適にすごしている人も多いのです。きちんとしたところで手術を受けて、アフターケアもしっかりやっている人は、レーシックやってよかったって言います。
ただしレーシックは40歳を過ぎると、よーく考えてやらなくてはいけない、と日本白内障屈折矯正手術学会では広報しています。というのも老眼のような、衰えた調節力を回復するような手術はできないから、です。
もしもやるとしたら、近くが見えるように角膜を削って調整する、あるいはその逆に遠くが見えるようにするとか、右は遠くが見えて左は近くが見えるようにしてから上手に両目を使って遠近両方が見えるようにするとか。実際にこれで満足している人もいれば、想像と違って後悔している人もいて、いずれにしろリスクというか、メリットとデメリットそれにレーシック可能な条件をよーく研究してから行いましょう。
眼内レンズ
近視をメガネとコンタクトレンズで矯正している私は、眼内レンズが発表されたときに、ものすごーく期待しました。
その前に確かあれはNASAのパイロットが、寝ている間に入れて視力を回復する視力矯正用コンタクトレンズを入れている、と新聞か何かで読んだことがあって、その後、一般の治療にも使われるようになった、片目30万円くらいーーと書いてあった気がします。
メガネは近視が進むとレンズが分厚く重くなっていきます。
コンタクトレンズは快適ですが、ハードなので極小でもゴミが入ると恐ろしく痛みます。目をとって洗いたいくらいに、痛いです。
だから両目60万円かけてでも、睡眠時コンタクト矯正をしたいと思いました(でもお金がない・・・)
そんなときに現われた眼内レンズによる矯正法!
角膜を削るレーシックは怖いけれど、水晶体をレンズに置き換える方法なら、取り出すこともできるし大丈夫かな、と(変な自信)。歴史の浅い技術なので副作用などはハッキリしませんが、今のところ安全のようです。
白内障
老化による目の障害の一つに白内障があります。これは老眼とは違いますが、水晶体が濁ってピントが合わないとか白くもやっとする点では同じなので取り上げてみました。
生活に支障が出ない程度なら目薬で進行を抑え、視界が白くなったら手術します。手術は、濁った水晶体を取り除いて眼内レンズを入れます。入れたレンズは取り替えなくても大丈夫。
視界がクリアになって、早く手術をすれば良かったという人がいる一方、良く見えないままだと言う人もいました。
実は眼内レンズにはピント調節機能がなく、視界の白さはとれても視力は矯正できないのです。あるいは別の病気、たとえば糖尿病による視力障害なのかもしれないし、いずれにせよ視力矯正にはメガネが必要となります。
目の体操
もう一度確認しておきましょう。老眼を治すことはできないけれど、予防することはできるし、これ以上進むのを抑えることもできます。その方法は、ここまで読み進めていただいてお気づきかと思いますが、
- 水晶体周囲の筋肉を柔軟にする
- 遠・近を同時に認識する脳の能力を鍛える
の2つです。
まずは1の目の柔軟体操。トレーニング方法はいくつかありますが、特に難しくないものを二つほどご紹介します。
●眼球を動かし、血液の循環を良くします
- 上下左右斜めの8か所にぐるっと眼球を動かし、1周させる
- 左回り→右回りを1セットとして、3~5セット行なう
●遠近に焦点を合わせます
- 親指を立てて腕を前に伸ばし、親指に焦点をあてて1秒凝視
- 次に遠くのものに焦点をあてて1秒凝視
- 30回繰り返す
なんだかスッキリした気が・・・
次は2の脳トレ。
「目と脳が若返る!老眼再生トレーニング」(中川和宏著)や「老眼は「脳のトレーニング」で回復する」(本部千尋著)が出版されていて、いずれも上記の眼トレーニングに似ています。自分に合った方法があれば試してみるといいですね。
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目と脳が若返る!老眼再生トレーニング/中川和宏【1000円以上送料無料】 価格:1,404円 |
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【店内全品5倍】老眼は「脳のトレーニング」で回復する/本部千博【3000円以上送料無料】 価格:1,296円 |
そしてもう一つ。「主治医が見つかる診療所」(5月10日放送)で紹介されてから、ちょっとしたブームになった「ガボール・パッチ」。
「ガボール・パッチ」と呼ばれる、白と黒のぼんやりしたパターンを見ると脳が刺激を受けて視覚情報の処理能力があがると、約2年前の論文で発表されました。このパターンはデニス・ガボール博士(1971年ノーベル物理学賞)が考案したものです。ガボール博士はホログラフィを発明した人だそうです、ホログラフィっていうのは、ほら、ディズニーランドのアトラクションとかにもある、空間にゆらゆらっと現れる画像ですよ。
ホログラフィとガボール博士が考案したパターンが、なぜ視力回復に役立つことになったのかは不明ですが、とにかくこのパターンを一定時間見ていると、脳が画像を判別しようと懸命に働くらしいのです。
ゲーム感覚で行なえるPCやスマホのアプリ「視力回復地獄」が楽しいです。ぜひ試してみてください。
サプリに頼る
体の他の部位と同じく、目も休息や栄養が必要です。
まずは定期的に目を休め、疲れを残さないように睡眠時間をきっちり確保する。栄養に関しては、ルテイン、アスタキサンチン、ビタミンB1、ビタミンCを摂ると良いそうです。
●ルテイン
ほうれん草、ニンジン、かぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれる
●アスタキサンチン
鮭、いくら、カニ、エビなどに多く含まれる
●ビタミンB1
豚肉、うなぎ、玄米など
●ビタミンC
赤・黄ピーマン、パセリ、キウイ、グレープフルーツなど
以上は、目だけでなく体の他の部位にも良さそうな栄養ですね。これらに限らず、何でもバランスよく摂るのがいいと判ってはいるけれど、私たち中年は責任ある仕事を任されている立場なので、家に帰ったらグッタリ。バランスの良いゴハンを作る暇があるなら寝たい・・・
という人のために、最近は手軽に摂れるサプリメントがドラッグストアやネットで手に入ります。超便利! しかもビタミンCとかルテインとか、目に必要なものが入っていて、いくつも買い集める必要がありません。ずぼらな私にも(飲み続けることさえできれば)老眼ともおさらばできるかも???
そんなわけで、目に良い売れ筋サプリを調べてみましたー!
えんきん(30日分) | ファンケル | 2,160円 |
ルテイン(30日分) | 小林製薬 | 1,728円 |
ルテイン(30日分) | ネイチャーメイド | 1,580円 |
特濃ブルーベリー(30日分) | ドクターシーラボ | 1,998円 |
ブルーベリー×ルテイン(20日分) | DNスタイル | 587円 |
めぐみアイ(20日分) | UHA味覚糖 | 1,000円 |
※いずれも機能性表示食品(事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品)
実はえんきんは愛用しているサプリです。飲み続けていると効果がハッキリ出てきてビックリしています。今では新聞の文字もクッキリ見えます♪ あ、近視用のメガネは手離せませんが。
即効性はないけれど、足りないものを補ってくれる便利なサプリは、忙しかったり面倒くさがりだったりする中高年にとって、もはや欠かせないアイテムです。元気な今ちょっと投資をして、ずーっと元気なままで生活していきましょう!