メタボ検診を受ける

なぜメタボ検診を受けるの?

最近、お腹がぽっこり出てきちゃったなー。

仕事が忙しくて運動するヒマないし。

ごはんもコンビニ弁当とかパンで済ませちゃってるし。ビールとたばこはやめられないしね。

年とってきたから贅肉が増えるのは仕方ないよね

ーーなんて言ってるあなた、お腹ぽっこりは肥満の第一歩ですよ? 若いときみたいにダイエットしてすぐに戻ればいいけれど、あの頃よりも身体の機能は落ちています。

自分の身体のこと、よーく把握していますか?

会社や自治体で毎年受ける健康診査の値を見て、問題ないとか、少し数値が高い、くらいは知っていると思いますが、それがどういうことを意味しているのか、誰も詳しく教えてくれません。最近はネットで調べれば情報はとれますが、素人にはわかりづらい。主治医に説明してもらえるラッキーな人、どのくらいいるんでしょうか。

ではせめて、重大な病気を引き起こす恐れがあって、自分で予防・改善ができる最低限の項目だけは押さえておきましょう。

それが「メタボ検診」です。

メタボ検診の項目

特定健康診査、通称「メタボ検診」は中高年には必須です。

なぜかというと、前述したとおりにお腹ぽっこりは重大な病気を引き起こす可能性があるけれど、予防や改善ができるからです。しかも若いときには蓄積しなかった余分な脂肪が、中高年になると蓄積するからです。

検診や診断は、そんなに難しくありません。

一般の健康診断にいくつか検査をプラスして、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に特徴的な値をいくつか見て調べます。

メタボに特徴的な数値は、以下です。

腹囲 男性 85cm以上

女性 90cm以上

BMI (腹囲は基準値未満でも) 25以上
血圧 上 130mmHg以上

または 下 85mmHg以上

脂質 中性脂肪 150mg/dl以上

または HDLコレステロール 40mg/dl未満

血糖 空腹時 110mg/dl以上

または HbA1c 5.6%以上

腹囲またはBMIに加えて血圧その他がいくつ当てはまるかによって、精密検査を受けろとか、指導(特定保健指導)を受けろとかの指示が入ります。今では必須の検診となっていますが、まあ、自主的に受けない人もいます。あと、若い人も気にするといいと思います。

メタボは予防しよう!

メタボは予防できます。

また、メタボと診断されても、改善の余地があります。

メタボが悪化すると生活習慣病を引き起こすので、つまり生活習慣を病気にならない方向にもっていけばいいわけです。

多くは食生活運動習慣の改善が有効とされています。

個人差がありますが、一般的に言われているのは、

・規則正しい食事回数

・良いバランス

・腹八分目、よく噛む

・階段昇降

・歩行、早歩き、ジョギング

・禁煙

・飲酒は適量、休肝をもうける

などなど。

3日坊主になりがちですが、できることから始めるとか、食事に関してはサプリメントに頼るとか、最近は治験ボランティアに協力する方法もあり、できることは色々あると思います。

特定保健指導について

メタボあるいはメタボ予備群と診断されると、特定保健指導を受けましょう、と言われると思います。そうでなくても特定検診を受けると、検診結果にお知らせがくっついてきますね。

特定保健指導とは、健診結果を見て健康状態を正しく理解し、生活習慣改善のための行動目標を設定したり実施できるように、医師や保健師などの指導を受けることです。
まあぶっちゃけ、自分の健康のためとはいえ、仕事を休んで指導を受けに行くのも面倒だし、たぶん「運動しなさい、バランスよい食事をしなさい」と言われるのがオチなので、できないことを約束しに行くのも時間の無駄、と思う人が多いと思います。だって今までできなかったからメタボになったのであって、仕事も生活も変わらないのに睡眠をとるとか運動するとか、ちょっとムリなんじゃない?ーーと考えるのが普通ですよね、たぶん。

特定保健指導では何をしてくれるの?

でも、行きもしないのに保健指導はありきたりだ、とか決めつけるのもおかしいので、調べてみました。会社や健康保険の協会によって指導内容は異なりますので、必要があるなら身近な指導を調べてみてください。

とりあえず私が所属する健康保険の組合「協会けんぽ」の特定保健指導を調べました。毎年のように指導を受けなさい、と結果をもらいますが、そんなヒマあるわけないじゃん、と放っておいています、ごめんなさい。

健康診断を受けると、健診結果に「脂質異常が認められるため、要精密検査」とか「主治医に相談してください」などのコメントが書かれています。

それらの文字が見られたら、精密検査を受けたり、特定保健指導を受けて生活習慣を改善することになるわけです。

指導は会社の産業医や主治医、協会けんぽに連絡して、保健師や管理栄養士等による受けることになりますが、有給がとれる人は堂々と休めるし、とれない人は欠勤するか無視するか。いずれは危険な状態になるかもしれないと分かっていても、今は特に不調でもないので、仕事を休みづらいのが現状です。国が本気でメタボを予防したいと思うのなら、指導を受けるための環境を整備すべきですね、と私は思います。

それはおいといて、検診結果をもとに、こういう運動をしなさいとか、食事はこういう献立がいいとか食べるならこういうものにしましょうとか、禁煙しなさいとか、個人の状態に合わせた指導が行なわれるわけです。定期的に通うので、マジメに指導どおりに行なえばキレイな身体(笑)が取り戻せる内容となっているようです。

特定保健指導は、本人は無料

この方式の問題点は、本人の努力にものすごく頼っているところ。
仕事は忙しくても適度に休みましょうとかバランスよい食事をとりましょうとか、言うのは簡単ですねー。病気じゃないから薬は出ないし、カロリー計算された宅配弁当の補助金もなし、サプリの支給もないし。

ただ、健康保険の被保険者本人の特定保健指導は無料なので、その点はよかったかな。でも被扶養者は無料の組合と有料の組合があるそうなので、加入組合の条件を調べてみてください。

将来のために、今の自分に投資を

ところで、心電図や血液検査はすぐに結果がわからないのであまりドキドキしないかもしれませんが、血圧とBMI(特に体重)、腹囲は目の前で結果がわかるので、受けるたびにガッカリする人も多いのではないでしょうか。

年齢があがるにつれ血圧は高めになるし、体重は心なしか増えてくるし、何といっても女性の敵は腹囲!!!!巻き尺を当てるときだけお腹を引っ込めても、筋肉が落ちてブヨブヨの腹囲は減らないのです・・・

この検診のたびに「痩せよう!」「運動しよう!」と心に誓い、しばらくはバランスよく食事したり、ちょっと腹筋したりしますが、だいたい3日坊主で終わりますよねー。そして生活は元に戻り、また1年たって同じ検診を受けて、昨年よりも少し太りーーを繰り返す。

正直なところ、病気よりも「体重が増えた」とか「お腹が出てきた」の方が気になるし、精密検査を受けなさいと書類を渡されたって、不調の自覚症状もないのにお金や時間がかかることをやる人って、多くはいないんじゃないかな、と思います。

生活習慣病の怖さは、知識として持っているけれども、身をもって知っているわけではありませんから、あまり真剣になれないのでしょう。

でも介護現場で働いている者から言わせてもらうと、人の手を借りないとできなくなることが出てきてしまうし、病院や介護にかかるお金もかなりの額になってくるし、そもそも身体が病気になると気持ちも病気になりがちです。

死ぬまで元気でいるためには、今、元気なうちから自分の身体を気遣うのがいちばんです。今の投資が将来の益を生むと考えて、身体を磨きましょう。

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